
安威たんぽぽ学園の園庭は、天然芝の園庭です。
いまの日本の子ども達は、年々運動能力が低下してきているといわれています。なぜそのような状況がうまれてきたのか。やはり、現代の生活の流れが変わってきているのが原因のひとつではないでしょうか。
車社会、アスファルトの道、電子ゲームの発展、様々な要因が挙げられます。そんな中、子ども達が「はだし」で駆け回れ、いろんなところで転げまわり、自分たちで遊びを創っていける園庭をと思い、天然芝を敷くことにしました。
この思いとともに、いま問題になっている環境問題のことも子ども達と一緒に考える機会が出来ればと思っています。

さらに、園児全員で給食を食べられるフリースペースや
調理中の様子を間近で見られる厨房は子どもの感性を刺激し、また中心に配置されたホールをはさんで適度に開放された教室の位置関係は、異年齢児たちとの交流も自然に生み出します。
安威たんぽぽ学園で過ごすなにげない日々の中で自然につよいからだと豊かなこころを養うことができる。
そんな工夫を園舎の各所に設けています。
ティフトン芝生はバミューダグラスの一種で、牧草地などに生える暖地型の西洋芝です。 日本古来の高麗芝と比べると寒さや踏み付けに強く、緑は鮮やかで葉は細く柔らかです。 昨今においては東京都の公立小学校の校庭や幼稚園の園庭にこの西洋芝の導入が進められています。さらに甲子園球場をはじめプロがホームグラウンドとして使用する球場にもこのティフトン芝が採用されています。スパイクで踏みつけられるような場所で使用される程、踏みつけには相当強いので、子どもたちが毎日裸足で駆け回っても、当然芝生の鮮度が落ちることはありません。

本園は、北方すぐ阿武山の京都大学の地震計を眺め、北西300メートルには追手門大学の校舎がそびえ、またすぐ近くには耳原古墳群に囲まれた田園の残るすばらしい環境にあります。
施設も上記の園庭の芝生をはじめ、園舎内の床は柔らかいコルク素材のフローリングを採用するなど、遊びざかりの子どもたちも、きめこまやかな保護を必要とする乳幼児にも、快適で安全な環境を整えています。
また、施設内部に張り巡らされた多数の「太くて頑丈な梁」
が子どもたちの運動の衝撃を支え、守ります。